日本ではあまり意識しなくてもいいが、ペルーでよりよい旅をしたいのであれば意識しておいた方がいいことがある。人為的な要素だ。

人気のない場所では盗難や強盗を狙う者がいたり、キャンプサイト管理人を装った偽者がお金を騙し取ったり、雇った山岳ガイドが偽物だったり、ライセンス保持の山岳ガイドでも最初から登頂する気はなく途中でそれっぽい理由をつけて下山を強要したり、トレッキングガイドが参加者の持ち物を盗んだり、富士山より高い場所での活動になるにもかかわらず参加者の高度順応具合を全く考慮せずにツアーを組む旅行会社があったり、事故があってもレスキュー体制を取れないどころか責任も取らずそのまま放置したり（賄賂をもらった警察や検察がグルになって捜査を打ち切りにすることもある）・・・。残念だが全て実話。かつ、英語の通じない場面が多い。

「えー！ そんなトコ旅したくなーい」なんて声が聞こえてきそうだが、それほど心配しなくても大丈夫！ 現地在住の経験から言うと、こういう輩の特徴や行動パターンを知っていれば被害に遭う確率をかなり低くすることができるからだ。

ただ、もしこういうことにあまり免疫がないようであれば、現地の ”信頼できる” 政府公認ガイドを雇ってほしい。安物買いの銭失い、思い出失い、命失いだけは絶対にしてほしくない。そのための協力なら惜しまないので、詳しく聞きたい方は遠慮なくお声がけを！

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