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今までになかったタイプの新世界遺産 カパック・ニャン

ペルーを含む南米6か国にまたがる新しいユネスコ世界文化遺産が6月21日に誕生しました。「カパック・ニャン (Qapaq Ñan)」、インカ・トレイルとしても知られるアンデスの道路網です。

特記すべきは、1国だけでなく、ペルー、エクアドル、コロンビア、ボリビア、チリ、アルゼンチンの南米6か国が一緒にまとまって申請したこと。世界遺産認定40年間の歴史の中でも初めてのことだそうです。

カパック・ニャンは、インカ帝国が支配した海岸砂漠地帯とアンデス高山地帯を東西南北につなぐ道路網。その距離は3万キロ以上にも達するといいます。インカ・トレイルという名がついていますが、インカ帝国が存在するよりも前から既にあり、大きく広げたのがインカだったという説が有力です。

インカの王が移動する際に使ったり、チャスキと呼ばれる飛脚のような人物がこの道を走り抜けることで情報の伝達にも利用していたようです。

重要な場所と場所をつなげる当時のメイン道路は、現在、マチュピチュ遺跡やチャビン・デ・ワンタル遺跡など主要な観光スポットをつなぐ道ともなっており、その道を歩く連泊型トレッキングが注目を集めています。

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