クスコから聖なる谷へ向かうルートには主なものが2つあり、寄れる観光地もそれぞれ異なります。こちらのページではアルパカなどの南米ラクダ科動物と織物見学の両方ができるアワナカンチャ、ピサック遺跡とピサック市場をご紹介します。ただし、3箇所回ると結構時間を取られるため、行程次第ではこのうちの2箇所、もしくは1箇所のみを訪問するのでもよいでしょう。
※実はルート上にコチャワシ動物保護園という場所もあるのですが、保護というよりは単に見せ物にしている感じしか受けないため、ここでは紹介していません
◎アワナカンチャ
南米に古来より生息するラクダ科動物4種(アルパカ、リャマ、ビクーニャ、グアナコ)を見ることができ、エサやりも可能です。敷地内には織物に関するデモンストレーションをしている地元のセニョーラたちもいて、糸の染め方、染色材料、織りの様子なども見学できます。
◎ピサック遺跡
広大な敷地に数々の遺跡が点在する場所。一般的なツアーでは遺跡上部のみ見学して次へ行ってしまいますが、本当の見どころはさらに奥に進んで下ったところにある「インティ・ワタナ」です。精巧な石組、巨大な扉、神殿中央に祀られている不思議な形に彫刻された石、水場、マチュピチュ遺跡でも見られるチャカーナ(アンデス十字)の半分をかたどった置き石など、明らかに他とは違う作り方をされています。さらに続く道を行けば、見晴らしのいい斜面に作られた建造物を自由に探検したり段々畑(テラス)を横切ったりしながらピサック村まで下ることができます。時間がかかるので行程に余裕を持つとよいでしょう。
◎ピサック市場
村の中央広場周辺に広がるピサック市場は日曜日が一番盛り上がりますが、その他の日でもたくさんの露店が出ており民芸品を物色することができます。よくある民芸品に混じって、年代を感じさせるものや石の彫刻、鉱石系もたくさん売っています。