クスコ中心地・近郊には訪問スポットが目白押し。全てを半日で見て回るとなると急ぎ足となることもありますが、プライベートツアー手配もしくはご自身で観光すれば興味のある場所だけゆっくり回ることも可能です。
【クスコ中心地の見所】
◎12角の石
6代目インカ皇帝シンチ・ロカの宮殿跡と言われている建物の壁にピッタリはめ込まれた奇妙な形の石。見えている表面部分だけでも力を感じますが、見えない部分は奥行き2メートルもあり、総重量6トンの巨石が使われているというから驚き。
◎コリカンチャ
インカ帝国時代にさまざまな神が祀られていた太陽神殿(黄金神殿)の名で、のちに来たスペイン人がその上にカトリック教会を建て、現在はサント・ドミンゴ修道院と呼ばれています。中に入ればスペイン人の侵略や地震にも負けず残っている精巧な石の建造物を見ることができます。
◎カテドラル
アルマス広場に面して建てられた大聖堂。アンデスの生活や宗教観とカトリックの宗教観が融合した宗教画、大量の銀を使用して作られた祭壇やパイプオルガン、地震からクスコの民を守った黒いキリスト像などがあり、知識のある地元ガイドとともに見学することをお勧めします。
◎サン・ペドロ市場
地元クスコの人々で賑わうローカル市場。食材をはじめ日用雑貨、服、フルーツジュース、定食など多種多様なものが売られています。売り子さんはたいていがカメラを向けると嫌がるので近くで撮りたい場合は何かしら買ってから撮影してもいいか交渉するといいでしょう。治安的に気をつけるべき場所なので必要最低限の荷物で。
【クスコ近郊の見所】
◎サクサイワマン遺跡:
個人的にクスコ市内で一押しの遺跡。他の遺跡には見られない超巨大な石が大量に、かつ精巧に組まれています。初めてここに訪れたスペイン人が「魔術でも使って建造したのか」と驚いたほど。 クスコの街を一望できる展望台もあり。実はかなり広い敷地で、メインで歩かない場所にも遺跡がゴロゴロ。
◎タンボマチャイ遺跡:
今でも古代の水路を伝って水がこんこんと湧き出ており、神聖な場所でよく見かける巨大な二重門もあります。遺跡正面にある丘に登れば美しいアンデスの風景と遺跡が見渡せます。
◎プカプカラ遺跡:
タンボマチャイ遺跡近くの高台に位置しており、見張りを含んだ関所のような役割を担っていたのではないかと言われている遺跡です。
◎ケンコー遺跡:
宗教的な儀式をしていた場所とされ、高貴な人物が亡くなった際のミイラ化作業を行なっていたとされる大きな石の台などがあります。周囲の石には不思議な溝がたくさん刻まれており、謎だらけの場所。