ペルーとボリビアの両国にまたがっているチチカカ湖は、船などが航行可能な湖としては世界最高位、標高約3,800メートルにあり、琵琶湖の12.5倍にもなる約8,500平方キロメートルの面積を誇ります。インカ帝国の初代皇帝が、チチカカ湖の島に降り立ったという伝説も残っている神秘的な場所です。あまりにも大きすぎてまるで海のよう。チチカカ湖には大小40個ほどの島があり、人々は織物や農業、漁業などをしながら暮らしています。
プーノの町から程近い「ウロス島」にはトトラというカヤツリグサ科の植物を束ねて作った人工の浮島が集まっており、ここを訪れる半日ツアーがあります。ボートから浮島に降り立つとグーーッと足場が沈み込み、ちょっと驚くかもしれません。トトラは島になり、家の建築素材になり、はたまた食糧にもなるという優れものです。
ウロス島観光に加え、「タキーレ島」にも足を伸ばす日帰りツアーもあります。タキーレ島の織物は、2005年にユネスコの世界無形文化遺産に指定されました。タキーレ島ではコバルトブルーの湖面が、そして天気がよければ遥かかなたに白き氷河をまとった山々が姿を現してくれるでしょう。タキーレ島でゆっくりされたい方は、タキーレ島で1泊するツアーも組めます。
「アマンタニ島」まで足を伸ばすのであれば、ウロス島、タキーレ島にも立ち寄る1泊2日の島民泊ツアーがお勧め。アマンタニ島では一般家庭にホームステイ。シンプルな島民の生活を垣間見ながら、優しい味の手料理を味わい、島を散策することもできます。夜にはダンスタイムも。