ペルーの「カルド・デ・ガジーナ」と呼ばれる地鶏スープは、エネルギーを回復させる効果があることから、都市伝説的に「Levanta muertos(死者を立ち上がらせる)」という愛称で親しまれています。濃厚なスープの中には切り分けられた地鶏と麺が入っており、茹で卵、ホクホクのジャガイモ、唐辛子、レモン、ネギが添えられることが多いです。ペルー料理を代表する一品であり逸品だと言えるでしょう。
ペルー料理は、大きな3つの要素が絡み合って独特の進化を遂げてきました。
1つ目は、世界の気候風土の85%以上を一国で保有する強み、海岸、砂漠、山岳、ジャングルの自然環境から取れる豊かな食材があること。南米原産の栽培品種も多い!
2つ目は、スペイン侵略時代にペルーへ来た料理上手なモロッコ人女性が新旧大陸のフュージョン料理を生み出し、独立後もさまざまな国からの移民がそれぞれの食文化を融合させ料理を発展させてきたこと。これが、クレオール料理と言われるゆえんです。
3つ目は、ペルー人が食べることを好み、舌が肥えていること。美味しいレストランでは行列することをいとわないし、さまざまな材料を組み合わせて味を工夫する力が長けています。ペルーは食を革新する力を持っている国なのです。
今や世界的にも有名なペルー料理。我々がトレッキングや高所登山で手配するコックも素晴らしい料理を提供してくれますよ。どうぞお楽しみに!
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