Nature and Interpretation Peru
nandi peru

FAQ

よくあるご質問集

Q1. ペルーはどんな国?

南米大陸に位置する、ペルー共和国。マチュピチュ遺跡やナスカの地上絵がある国というと、「あ~!そうなんだ!」となるかもしれません。公用語はスペイン語(大多数)、ケチュア語、アイマラ語。街中では残念ながら英語はほとんど通じません。

自然環境としては海岸、砂漠、山岳、ジャングルがあり、世界の気候区分のなんと85%以上を一国で保有し、多様性あふれる生態系と動植物、興味深い歴史や文化、個性豊かな人々と独特の価値観が育まれています。

食材も豊富! とにもかくにも、ペルー料理は美味しいのです。南米で一番と言われるのもうなづけます。醤油ベースの味付けもありますので「料理が口に合うかどうか心配・・・」という方でも大丈夫でしょう。カップラーメンを念の為持ってきた人たちは、たいていそのまま日本に持って帰りますよ。

魅力満載で、一度旅行するとハマる人続出のペルー。ぜひお越しください!

Q2. ワラスはどんなところ?

アンデス山脈の麓、標高3100mに位置する町です。ケチュア語で「夜明け」という意味のワラック/Waraq(※クはくぐもった発音)が名前の由来。

標高3090mにあるペルーアンデス山脈の麓町で、世界最大規模の熱帯氷河をまとったブランカ山群の山々を間近に見ることができます。素晴らしい山岳景色に囲まれているため、「ペルーのスイス」とも呼ばれています。トレッキングや高所登山の起点としても知られ、4500mを超える峠にも車で行けてしまうアクセスの良さも持ち合わせているノンビリした田舎町です。

南緯9.5度のトロピカルな気候域なので、町中の気温は寒くても5度程度、日中は20度を超えてきます。年間通じて乾燥していて乾季と雨季の2つの季節感があり、中心部の人口は17万人程度、アンカシュ県の県庁所在地です。ケチュア語を話す人たちが多く住んでいることでも有名で、インカ時代より2000年も古い遺跡もあります。

Akira Inoue - FAQ de nandi peru
ワラスの町並みと白き山々

Q3. 体力に自信がないです。また、子連れで楽しめる場所はありますか?

体力がなくても、小さなお子様連れでも、楽しめる場所はあります。「マイトラベル」のページを開いていただき、タグ検索で「車で行ける絶景」や「子連れOK」を選んでみてください。該当する場所が表示されます。

Akira Inoue Sayaka Ota Nakayama - Blog de nandi peru5

Q4. 標高の高いところでは高山病になることがあると聞きました。

高山病の症状が出るか出ないかは、個人間でも個人内でもばらつきがあります。発症の確率をなるべく低くし、楽しい山旅にするために必要な高度順応(予防策)について、こちらのページでご案内していますのでぜひご覧ください。以下の動画もご用意しています。

高山病とは? 高山病にならないための予防策 (日本語字幕でご覧ください)

Q5. トレッキングって何ですか?

谷、高原、湖をめぐり、峠を越え、美しい山々を仰ぎ見ながら大自然の中を歩く活動を指します。日本における「夏山登山」のような感覚ですが、最高到達地点は山の頂上ではなく、4,500mから5,000m前後の峠です。プライベートツアーではロバを同行させることもできますので、重い荷物は彼らに任せて最低限の軽い荷物で歩くことができますよ。

Q6. 山歩き初心者ですが、トレッキングや高所登山に挑戦できるでしょうか?

山の道は石がゴロゴロしていたりデコボコしていたり斜面になっていたりと、舗装された町の道とはだいぶ様子が異なりますので、トレッキングをされたい方は、日本である程度山歩きをされているとベターです。トレッキングガイドが同行すれば、山歩き経験がなくても体力があれば何とかなります。

高所登山に挑戦されたい場合ですが、ワラス在住で信頼のおける(←こことっても大事)国際山岳ガイドを必ず手配ください。山には2タイプあります。1つは、高所で長時間歩ける体力と雪上歩行の経験があれば挑戦できる山。もう1つは、体力と雪上歩行技術に加え、ダブルアックス等での氷壁登攀技術が必須となる山です。氷壁が初めてでも、ガイドとともに練習できる場所もありますのでご相談ください。

言うまでもないですが、トレッキングも高所登山も、事前にしっかりとした高度順応(日本語字幕の動画はこちら)を行なうことが必要不可欠です。

Q7. どんな持ち物(装備)が必要ですか?

参考までに必要最低限の持ち物をご案内します。

歩きの少ない日帰りツアーでは、以下のものをご準備ください。

・バックパック(小)
・履き慣れた靴(スニーカーでもOK)
・水(最低でも500ml、できれば1L)
・日焼け対策三種の神器(日焼け止め、サングラス、帽子)
・防寒着(ニット帽、ウィンドブレーカーや薄いダウンジャケットなど)
・ペーパー類
・貴重品(現地の小銭&紙幣と身分証明書)
・個人救急セット etc.

歩きのある日帰りツアーでは、上記(靴はトレッキングに適したハイカット、水は1L以上を推奨)に加え、以下のものをご準備ください。

・雨具(上下分かれているゴアテックス製が望ましい)
・ヘッドライト(戻りが遅くなった場合を想定して念の為。替え電池も)
・ストック(必要な場合。レンタル可)etc.

連泊トレッキングの場合(プライベートツアーを想定)は、上記に加え、以下のものをご準備ください。

・手袋
・速乾性下着・着替え
・寝袋(レンタル可)etc.

高所登山用の装備は山によって異なるため手配が決まった方に別途ご案内します。持ち物(装備)一覧表に関しては、手配完了後に最終資料としてメールでお送りします。

日帰りツアーで必要な持ち物 (日本語字幕でお楽しみください)

Q8. 訪問するのにベストな時期はいつですか?

マイトラベル」ページのタグ検索からご希望の訪問場所を表示していただくと、各ページ内に訪問適期の図がありますのでそちらをご参照ください。ただし、近年は気候変動の影響で毎年同じような空模様とならないことがあります。

Q9. 治安が心配なのですが・・・。

「南米は危険」というイメージがあると思います。もちろん危険な場所はありますが、それが全てではありません。ただ、日本とはまるで別の世界だということは事実です。気を付けるポイントをはずさなければ楽しく旅行ができますので、以下にご案内します。ぜひご活用ください!

1)人の多いところや車内で貴重品は出さない。
iPhoneなどのスマホ、一眼レフカメラ、ノートパソコン、Goproカメラ、腕時計など、日本では一般的でもこちらでは高価なものとして映っています。こうしたものは人混みの中、バスターミナル内、レストランや安宿内、タクシーやバス車内などではなるべく出さないようにしましょう。置き引きやひったくり、連携プレーによる窃盗、運転手による強盗、車のガラスを割られて盗られるなどのターゲットにならないよう行動することが大事です。

2)タクシーや専用車などの車内では荷物を足元に置く。バスの網棚は使わない!
車内で膝の上や座席の上などに荷物を置いておくと、窓ガラスを割られて一瞬のうちに盗られることがあります。必ず足元に置くようにしましょう。特に夕方から夜間、早朝は要注意! また、バスでは目の届きにくい網棚に荷物を置くことは絶対にやめましょう。

3)財布に大金(札束)を入れた状態で使わない。
人は周りで結構見ているものです。たださえ日本人観光客は目立ちます。お金は可能な限り分散して持ち、街中で使う財布には、必要最低限のお金だけを入れておきましょう(できれば少額紙幣を多めにしておく)。

4)タクシーやバスではお釣りのないよう、小銭を用意しておく。
バス・タクシー利用時などに高額紙幣(ペルーだと100ソーレス以上)は使わないようにしましょう。高額紙幣を渡した後、偽札とすり替えられて「これ、偽札だったよ」と言われて返されたり、お釣りがないと言われ最初に言った金額より高い金額を請求されたりすることがあります。小額紙幣や小銭をあらかじめ準備しておくとよいでしょう。

5)クレジットカード使用時の注意点。
クレジットカードの処理は必ず目の届く範囲(自分の目の前)でしてもらいましょう。店の奥に持って行くなどされるとスキミングされることがあります。また、暗証番号を打つときは常に手をかざして周囲から見えないようにしてください。

6)ATM使用時の注意点。
ATMのカード差し込み口に異常がないか(スキミング用の装置がついていないか)、テンキーの上に怪しい透明シートが乗っていないか、などを確認し、暗証番号を押すときはどんな時でも手をかざして周囲から見えないようにしてください。操作中に声をかけてくる人がいても絶対に振り向かないようにしてください。振り向いた瞬間にカードを盗まれることがあります。

<ATM犯罪例参考ページ>
セブン銀行(日本語)
米国連邦捜査局(英語)

7)安宿やAirbnbなど過度に信用しない。
安宿や一部のAirbnbでは、鍵の付いた部屋でも盗難にあうことがあります。またドミトリー部屋では同室に宿泊している旅人が盗みを働くこともあります。過度に信用せず、貴重品の管理には十分ご注意ください。

8)直感を大事にする
南米は優しい人が多いので、親切に声をかけてきてくれることがあります。ただ残念ながら、最初から盗みを企んでいる場合もあります。他人から声をかけられたり注意を引かれた時は、まず自分の持ち物から絶対に手を離さないようにします。普段からどんな時も常に目を離さない習慣をつけておくとよいですね。そして、その人を見て、目を見て(目は唯一心が映し出される場所)、直感で「変だな・・・」とか「怪しいな・・・」と少しでも思ったら、No gracias/ノー・グラシアス(結構です)と言ってその場を離れましょう。

Q10. チップはどうしたらいいですか?

日本にはない習慣なので戸惑われるのは当然ですね。もともと給料が低い国では、不足分をチップでまかなう習慣があります。基本的に、個別対応(プライベート)で気持ちのいいサービスを提供してくれた場合に限ります。払わなくてもいいのは、タクシーやバス、ローカル市場の食堂やジュース屋、露店、定食・軽食におけるサービス、乗馬などその場での単発サービスなどの場合です。なお、通常払わなくてもいいサービスでも、そのサービスに感動すれば払っても構いませんし、プライベート対応であったとしてもサービスが悪ければ払わなくても構いません。

以下のような人からサービスを受けた場合は、お気持ちだけでも結構ですのでチップを渡してあげるととても喜びます。

・空港で荷物を運んでくれる人(ただし必要もないのに勝手に運ぼうとする人もいるので要注意)
・ガイドやコック、ポーター、馬方、ドライバーなどのスタッフ(プライベートツアー>混載グループツアー)
・レストランの給士係(基本アラカルトの場合)
・ホテルで荷物の持ち運びやルームサービスなどの対応をしてくれるスタッフ
・ホテルでの枕銭(基本三つ星以上。連泊の場合、途中で受け取らない清掃員もいる)etc.

チップの金額ですが、資格の有無、関わってくれた日数、個別対応度合い、サービスへの満足度等によって加減してください。基本的にサービスが全て終了した時点でお金をまとめて、本人に直接お渡しください。

手渡し方ですが、ドライバーやホテルのボーイなど短い期間のサービスに対して少額を手渡す場合は、手にお金を小さくまとめて握手をしながら渡すとスマートです。複数のスタッフに渡す必要がある場合、ある一人に全員分を託すのではなく、それぞれのスタッフに直接手渡しすると間違いがないです。その際可能であれば、包み紙か小さな封筒にお金を入れて(可能であれば名前も書いて)、本人にも周りにも金額が見えないようにしておくといいでしょう。

Q11. トイレや水事情を教えてください。

基本的にホテルであっても、便器内に紙を流し捨てる習慣はありませんので、備え付けのゴミ箱に捨てるようにしてください(紙の質が悪く、かつ排水管が細いため詰まりの原因になる)。また、町中のトイレでは紙も便座も!ないことが多いですので、携帯ティッシュは必ずお持ちください。使用料を取る場所では少量の紙を渡してくれるところもあります。ブランカ山群におけるサンタ・クルス谷トレッキングアラウンド・アルパマヨ・トレッキングではキャンプ場にトイレ用テントを設け、地面に穴を掘り(場合によっては携帯便器用意)、使用後は臭い消しと分解が促進する目的で灰をかけ、テント撤収時は穴を埋めて元に近い形に戻します。ワイワッシュ山群トレッキングインカトレイルトーレス・デル・パイネでは各キャンプサイトに水洗トイレがあります。

水道水は飲料に適しません。市販の水をご利用ください。炭酸ガス入りとガスなしのものが並んで売っていますのでお好みに応じてご購入ください。炭酸ガスなしは、Sin Gas(シン・ガス)、炭酸ガスありは、Con Gas(コン・ガス)と書いてあります。トレッキング中は、ある程度は市販の水を持参しますがそれがなくなったあとは沢の水を沸かして使用します。

Q12. 日本円を持ってきたのですが両替できますか? またお金に関する注意点を教えてください。

できないことはありませんがレートが非常に悪いため損をします。ペルー入国前に必ずUSドルに替えておいてください。

ペルー国内でドル札は使えます(使えない場所もあります)が、ドル硬貨は使えません。おつりは現地通貨ソルで返ってくることが多いです。ペルー国内では現地通貨の方が使い勝手がいいので、必要な分を都度両替されることをお勧めします。レートがいいのは、カンビスタと呼ばれる両替商もしくはカサ・デ・カンビオと呼ばれる両替所です。それでも人によって場所によってレートが異なりますのでいくつか比較してみるといいでしょう。偽札を渡されないよう気をつけてください。空港の両替所はレートが悪いので必要最低限にとどめておきましょう。

ドル札は、1mmでも破れていたり極端に汚れていたりすると、本物でも受け取りを拒否されることがありますのでご注意ください。汚いドル札を渡された場合、その場で綺麗なものに変えてもらうよう交渉してください(よくあるやりとりなので気兼ねなく)。現地通貨ソルであれば多少破れていてもほとんど問題ありません。

なお、トラベラーズチェックに関してですが、現金に替えてくれる場所が限られ、かつ交換額の上限があったり手数料が高かったりするためお勧めしません。

Q13.  電圧や、プラグ/コンセントの型は日本と違いますか?

電圧は220Vが一般的です(日本では100Vが一般的)。対応していない電気製品を使用すると壊れたり火災の原因となったりするのでご注意ください。必要な方は海外旅行用変圧器をご持参いただくといいかもしれませんが、スマホやパソコンなど100~240V対応の電気製品であれば変圧器は不要です。ドライヤーであれば、ホテルに常備もしくは頼めば貸してくれることがあります。

プラグ/コンセントは、南米でも国によって異なりますが、ペルーはA型(日本やアメリカと同じ)と C(SE)型を同時に使えるタイプが多いため、ほとんどの場合、変換アダプターは必要ありません。

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