ボリビア・ウユニに、沖縄県の約5倍もの面積を誇る巨大な塩湖があります。このあたり一帯は標高3600mのアルティプラーノと呼ばれる山岳大平原地帯。野生のビクーニャを見ることもあるでしょう。塩原に立てば、360度見渡す限りひたすら平らで真っ白な景色に包まれ、ところどころ頭を覗かせる山々は海に浮かぶ島のようです。
季節は雨季と乾季。それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらの季節もお勧めです。
雨季には塩原に溜まった雨水が、神秘的で美しい一面鏡張りの世界を演出します。ただし鏡張りを見るためには条件があり、水が溜まりすぎていないこと(多すぎると車が入れない)、風がないこと(あると水面が波立つ)、雨が降ってからしばらく時間が経っている(降雨直後は水面が泡立つことがある)ことがポイントです。
終日ツアーでサボテンが生い茂るインカ・ワシ島を訪問したり、ウユニ塩湖からチリ・アタカマまで抜ける連泊ツアーに参加されても面白いです。
時間のある方はトゥヌパ山に登られることをお勧めします。色とりどりの鉱物地層が美しく山肌を彩り、リャマがたわむれ、高所から見下ろす塩湖の景色は圧巻です。